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エクスマセミナーに参加して(今更ですが…)

茨城県の北部、通称県北(けんぽく)地区の端の町、日立市川尻町にある喫茶店 「詩穂音」でこっそりオーナーやってるコミネ妻です。最近、大高かおる堂のブラックボードを書くことにはまっています。以前参加したセミナーの様子を今更書いてみました。長いので暇な方だけお読みください。

ちょっと前、7月4日の出来事です。その日、私は東京にいました。

目的は、私がSNSを使って個を発信するきっかけとなった、短パン社長こと奥ノ谷圭祐さんの師匠である、藤村正宏先生の新刊「つながり」で売る7つの法則」出版記念セミナーに参加する為です。私は今までセミナーなんてものに興味がなかったし、むしろ、あやしい宗教みたいで嫌悪感を抱いていました。

では、なんでそんな私がセミナーに参加したかというと、藤村先生の提唱する、「『モノ』を売るな!『体験』を売れ!」というマーケティング手法―エクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)に興味を持ったからです。

エクスマを実践している人たちは、短パン社長をはじめみんな仕事を楽しんでいるようでした。一見するとふざけているように見えるのですが、それは違ってました。本気で仕事に向き合っている人たちだったのです。私も、仕事を本気で楽しみたい!そんな思いで参加を決意ました。募集がかかるとすぐに満席になってしまう人気のセミナー。今回は私のような、塾生じゃない人も参加できるセミナーだったので、五感を研ぎ澄まし、募集がかかる日を今か今かと待っていました。その甲斐があって、無事参加する事が出来ました。

「つながり」で売る7つの法則

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会場に入るとすでに人がいっぱいでした。行けば何とかなると楽観的だった私もこの時ばかりは、かなり焦りました。一人で座れるような席がないか必死で探し、何とか座る事ができました。周りはみんな楽しそうに話をしていて、入り込む隙もないように思えました。完全なるアウェイを認識し始まるのを待ちました。司会の短パン社長やFacebookやTwitterで見覚えのある顔がちらほら見えましたが、何もできずじっとしていました。音楽が流れ、オープニングのスライドショー始まり、会場の空気が一体となるのがわかりました。そして、藤村先生が満を持して登場したのです。

コミネの席から見た藤村先生

そこからはあれよあれよという間に時間が過ぎて行きました。

藤村先生は今回の「つながり」で売る7つの法則の内容に沿って、つながりの重要性について話し出しました。藤村先生の話はとてもわかりやすかったです。冗談を交えたり、実際に会場にいる人たちの事を例に出したりと、どんどん引き込まれていきます。

インターネットの普及した今、人々は365日24時間ネットにつながっていて、つながりの中で、多くの消費が起きている。それにより、ビジネスの常識が変わったそうです。情報を発信する事で、それに共感したり、興味を持った個と個がつながる事で、信頼関係がうまれる。また、先に情報を発信する事でクレームも少なっていく。そもそも、クレームは情報不足から生じることが多いそうです。 そんな、つながりに欠かせないのがSNS だと言いました。ただし、ここで重要なのは、発信の質です。「センスとは体験の量」だと藤村先生は言いました。ただ、やみくもに発信すれば良い訳ではなく、目的を明確に発信する事。発信の質を上げるにはとにかく数をこなす。その中でセンスも磨かれてくると。とりあえず、発信することを続けてみよう、そう思いました。

メモを取るのと写真を撮るのと記憶するのに必死で、聞き逃したところも多々あったと思いますが、改めて本を読んでみて、何となくではありますが、理解したつもりではいます。

休憩の後、今回のゲスト講師の一人、帽子山宗さんが登場しました。柔らかい感じの印象でした。帽子山さんは石川県にある旅館「加賀の宿 宝生亭」の専務であり全日本DM大賞のGPを受賞したすごい人です。話し出すと柔らかな印象は消え去りました。そして、全日本DM大賞のGPをとった人の発言とは思えない言葉が発せられたのです。「DMはゴミです!」。その時はその言葉の意味が分かりませんでした。後日、その意味を目の当たりにすることになったのです。家に届く、塾の勧誘や車屋やハウスメーカーのDMを捨てている自分に気付きました。「あぁ、これか…」と納得しました。帽子山さんの言っていた、目的を持たないDMはゴミ同然であると言う言葉。ストンと腑に落ちた瞬間でした。DMを作るときは、その先イメージして作る事。ゴミに紛れないようにすることや、目的を考えそれに合わせた言葉の重さや軽さ、回数を考えることなどなど…たくさんの気付きがありました。セミナーの後で書いた、ニュースレターは今までとは書き方を変えてみました。うちのお店を好きだと言ってくれる人に向けて書きました。

衝撃の発言「DMはゴミです」

帽子山さんの後で、もう一人のゲスト講師、壁下陽一さんが登場しました。壁下さんの印象はSNSで見ていた通り、やんちゃな人でした。壁下さんは、大阪のクリーニング店、クリーニングBeの社長さんで、帽子山さんがGPを受賞した全日本DM大賞の銀賞をとったSNSの暴君と恐れられている強者です。壁下さんは、甲子園に来る球児たちのユニフォームを保護者やマネージャーに代わって洗濯するという、ちょっと変わったことをやっているクリーニング屋さんで、そのDMが銀賞を受賞したのです。この甲子園クリーニングのDMは目的が非常に明確なので、甲子園に出場する学校にだけだせば良いそうです。目的を明確にすると、おのずと出す相手も絞られてくる。そうすることにより、販促費も抑えられる。非常に為になる話でした。ただ後半は、完全に着地点を間違った壁下さんの迷走感が否めなかったです…

くせ毛の壁下さん

エンドロールがすごく素敵で、泣ける映画を見終えたような気分でいたのに、全部壁下さんのくせ毛の話に持っていかれました(笑)でも、そんな自由な感じがエクスマの良いところだなぁと感じました。

そのあと、ゆるーい感じの懇親会となりましたが、相変わらずアウェイの私は隣の席の人と少しだけ話して、あとは黙々とご飯を食べていました。藤村先生と短パン社長が壇上に上ががり、二人の軽快なトークが始まりました。やっぱり、二人とも話がとても上手い。どんどん、引き込まれていく。暫くして、藤村先生がふらりとこちら側に向かってきました。塾生さんたちに声をかけた後、おもむろにこちらに話しかけてきたのです。「楽しい??初めてだよね?」と私は「楽しいです!でも、アウェイ感が否めません…」と本音をポロリ…すると藤村先生は「この人アウェイだってよ!!仲良くしてやって!!」と言いいました。それに気付いた短パン社長が「コミネさんだよね。ポロシャツ着てるからすぐわかったよ。」と言ってくれたのです。SNSで数回やり取りしただけの人の顔を覚えてるって、凄すぎる!!「既存客を死ぬほど大事にする」エクスマの教えを目の当たりにし、嬉しさと、興奮と感動でちょっと泣きそうになってしまいました。しかも、写真も一緒にとってくれたし「初参加の人優先で!!」という気の使いよう。藤村先生とも撮らせていただきました。席に戻ると、写真撮影やサインを求めるひとの列ができていて、初参加じゃない人たちもたくさん並んでいました。さすが、芸能人。時計は21時をまわり、13時から始まった長くて短いセミナーは終了となりました。終始笑いの絶えないセミナーでした。

帰りの高速バスに乗るため、私は急いで東京駅に向かいました。時間がギリギリだったので、走りました。心なしか足が軽かったのは、きっと心が満たされていたからでしょう。新橋の駅を猛ダッシュし山手線に乗り込みました。東京駅には予定より早く着くことができたので、一本早いバスでかえりました。

バスの中で、その日の出来事を整理して少しだけアウトプットして、あとはずっとブログの内容を考えていました。バスが到着したときには、もう次の日でした。興奮状態のまま家に帰り、眠りにつきました。次の日の朝礼で、セミナーでの出来事を少し話しました。

すこしずつだけど、流れが変わりだした気がします。いまをもっと「楽しもう」と思いました。そうすれば自ずといい方向に向かっていく気がするから。

今回のセミナーを通して、多くの気付きがありました。参加してよかったです。また機会があれば参加したいと思います。唯一後悔しているのは、名刺を持って行ったのに、誰とも交換しなかった事と、隣に座っていたお姉さんの名前を聞き忘れたことかな…また、会えるといいな。

 

詩穂音 by u-coworks

茨城県日立市川尻町5-5-8

0294-43-7855


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